Unity(ゲーム制作) PR

【Unity】ゲームのアイデア出しと1週間でゲームを作った話

【Unity】ゲームのアイデア出しと1週間でゲームを作った話のアイキャッチ画像
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは。ラルトン(@raruton_blog)です。

先日、1週間でゲームを作るイベント「unity1week」に参加しました。

Unity 1週間ゲームジャム 始まりました! 今回のお題は「ちゅう」です! https://unityroom.com/unity1weeks なんと今回で20回目の開催です

初心者大歓迎なゆるいイベントなので、どなたでも気軽にご参加ください。 それではゲーム作りを楽しみましょう〜。 #unity1week

この記事では、今回のunity1weekで制作したゲーム「マジックエンド」について

  • どのようにして思いついたのか
  • どのような技術を使用したのか
  • 今回学んだこと
  • 反省点

様々振り返っていこうと思います!

ゲームを思いつくまでの過程をすべて書いたので、なかなか興味深い内容になったのではないかと思います。

「マジックエンド」未プレイの方は、どんなゲームなのかプレイ動画を以下のTwitter投稿より見ていただいた方がこの記事がより頭に入ってきやすいかと思います。

ちなみに、僕がこのイベントに参加するのは2回目です!

前回(1回目)参加した際に作成したゲーム「愛犬と遠足」は以下から遊べます。

どのような考えから「マジックエンド」ができたのか

お題「ちゅう」からアイデアを出す

今回のお題は「ちゅう」ということで、かなりいろいろなことが考えられますね。

私がこのお題から考えたのはざっと以下のようなものです。

  • 何とか中(戦闘中、攻撃中、詠唱中、制作中など)
  • ネズミ(鳴き声)
  • ちゅう(キス)
  • 中学校?笑
  • チュートリアル
  • 中華

様々出ましたが、お題として自由度の高い「何とか中(戦闘中、攻撃中、詠唱中、制作中など)」にすることに。

アイデアをもとにゲームの中身を考える

アイデアとして「何とか中」というのが出たわけですが、自由度が高いだけにこれだけでは何も浮かびません笑

ただし、僕にはもう1つアイデアがありました。

それは、今回のゲームでこの素材を使いたいなというものが1つあったということです。

それがSpells Packです。

ラルトン

めちゃくちゃかっこよくないですか!?笑

先日、unity Asset Store にてプロトタイピング・メガバンドルセールというのが開催されていました(現在は終了しています)。そこで手に入れたアセットになります。

「このカッコいい素材を使いたい!」という一心と、「何とか中」というアイデアから思いついたのが

「魔法詠唱中」

です!

魔法を詠唱している最中に何かが起こるので、その部分をゲーム化しようと考えたわけです!

「魔法詠唱中」に何が起こるか考える

「魔法詠唱中」に何が起こるのか。

これはみなさんすぐ思いつくことですが、「邪魔される」ということです笑

では、「邪魔」というのは具体的にどういうものでしょうか。

これもすぐに思いつくことですが、「敵の攻撃」です笑

では、「敵の攻撃」とは?

ここでいったん「魔法詠唱中」に戻ってみましょう。魔法を詠唱しているということは、あまり動くことができない。つまり、敵の攻撃に対しては「魔法使い」自身は無防備というわけです。

すると、敵の攻撃から守ってもらう人物が必要です。というわけで、操作するキャラクターは敵の攻撃から魔法使いを守る役割の「戦士」という発想に!

ゲームとして操作するキャラクターは忙しくいっぱい動かせた方がテンポが良くて楽しいと考えました。そこから、敵の攻撃は何発も放ってくる遠距離型の弾系の攻撃が良いと判断しました。

ここまでで決めたゲームの流れをおさらいすると、

  • 主人公の戦士を操作して
  • 敵の攻撃(大量の弾)から魔法使いを守り
  • 魔法を一気に放つ!!

これが今回のゲームの大まかな流れです!

ラルトン

だんだん、ゲームの流れが固まってきましたね!

ゲームの中に自分のこだわりを入れる

ここで、自分なりのこだわり「自分の色」というものをゲームにいれたいと思いました。

私が大好きなゲームに「ゼノブレイド」というものがゲームあります。

スマブラ」に登場している「シュルク」が主人公のゲームといったら伝わるかもしれません。

話が脱線してしまうのですが、新ファイターの「ホムラ・ヒカリ」(ゼノブレイド2)参戦には興奮しましたよ!笑

このゲーム(ゼノブレイド)、褒めようと思えばいくらでも褒められるのですが、今回のゲーム制作で取り入れたいなと思う部分がありました。それが以下の3点です。

  • ストーリーが最高!!
  • ムービーシーンの魅せ方・演出が最高!!
  • 音楽がめちゃくちゃ良い!!

語彙力がなくて、褒め方が「良い!!」、「最高!!」しか言ってなくて申し訳ありません笑

もし未プレイの方がいたらぜひプレイしてみて下さい笑

ラルトン

既プレイの方は共感していただけてる?はずです!笑

自分のこだわりとしてこの3点を意識したゲームを作りたいと思っていました。

それぞれの点をこのゲームに落とし込むと…

  • ストーリー → タイトル画面の後はストーリーパートを入れる
  • ムービーシーン・演出 → 最後の魔法を放つとき、カッコいい演出を入れる
  • 音楽 → ゲームの雰囲気に合った最高の音楽を取り入れる

これで、自分なりのこだわりが入れられたのではないでしょうか。

ラルトン

それでは、ゲームに入っていきましょう!

どのような技術を使用したのか

敵の攻撃を作成

敵の攻撃は「遠距離型の弾系」何発も大量に出てくるということでした!

というわけで、この攻撃を実装するのに最適なアセットがありました!

それが、BulletPro – 2D Projectile Workspaceです!

こちらも、unity Asset Store にてプロトタイピング・メガバンドルセールで手に入れたアセットです!

このアセットを使って、今後も効率的にゲーム制作を進めていきたいなと思っていたので、勉強ついでに今回は BulletPro – 2D Projectile Workspace を使用することにしました!

弾を作成する手順としては、

1.それぞれの弾にスピード・大きさ・挙動・見た目などを設定

2.それぞれの弾を打ち出すときに何秒間隔で打ち出すか、SEはどうするかなどのパターンを設定する

3.配置して、完成!

ラルトン

結果、簡単に敵の弾を実装できました!

今後も弾幕シューティングやロックマンのような2Dアクションゲームなんかを作る際にも役立ちそうです!

ストーリーパートの作成

ストーリーパートはみんな大好き「Fungus」で制作しました!

Fungus無料で使えるアセットで、簡単にストーリーの会話シーンが作れる人気アセットです!

会話シーンの作成手順としては、

1.インスペクタービューでセリフを入力する

2.完成です!

ラルトン

超簡単です!!笑

現在(2021年9月19日)、 unity Asset Store でFungusを新たにダウンロードすることが出来ない状況です。

こちらの公式サイトからGitHubに飛ぶとダウンロードできるようです。

ムービーシーン・演出の作成

今まで触ったことのないタイムライン(Timeline)という機能を使用しました。

タイムラインとは、

アニメーションオブジェクトのアクティブ・非アクティブ音楽の再生など時間軸にそって編集できるUnityの機能のことです。

以下の画像のように、動画編集するような感覚で作成していきます。

今回作成したムービーシーンの演出は20秒にも満たないものですが、初めてにしては頑張った方なのかなと思ってます。

ラルトン

Twitterで、演出をほめて下さる方もいて本当に嬉しかったです!!

その完成シーンは、実際にプレイしてその目で確かめてみて下さい!!

その他の細かい技術

魔法詠唱時間に応じて完全な円になっていくゲージ

UIImageコンポーネントを取得して、fillAmoutを徐々に0から1に変化させていっています。

ちなみに、この円のゲージ部分やボタンなどGUI素材は、GUI PRO Kit – Casual Gameというアセットです。

カジュアルゲームという名前ですが、どんなゲームにも使えそうな汎用性の高いGUI素材がたくさん入っています。

ラルトン

僕がゲームを作るときのGUIは基本的にこれ1つだけで作っています!

GUIのボタンをキーボードで操作する

こちらは、今回のゲームを製作するまで知らなかったのですが、最初からUnity側の機能で簡単にGUIのボタンをキーボード操作することができます!

ボタンを複数配置するだけで、そのpositionをUnity側で勝手に読み取ってくれ、いきなり十字キーで操作できるんです!

ただし、最初の設定では選択されているときの色が分かりにくいです。

自分好みの分かりやすい色に変えておくといいでしょう。

また、何かしらのボタンが選択されている状態を作っておかないと、十字キー操作ができません。

ですので、スクリプトに以下のように選択された状態を作っておく必要があります。

    [SerializeField] private Button startButton;

    void Start()
    {
        // 最初からボタンが選択された状態にしておく
        startButton.Select();
    }

最後に

今回学んだこと

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が、ご自身のゲーム制作の参考になれば幸いです。

僕は今回のゲーム制作において、企画・仕様・設計がいかに大切か、身に染みるほどわかりました。

  • 1週間という期間を定めて
  • 企画・仕様を決め
  • 設計をする

このプロセスを最初にしっかりしていないと、実際にゲーム制作が始まってから予定が狂ってしまいますから。

あれこれ言ってきましたが、何より1番大切なことは、

「自分自身楽しみながらゲーム制作をする!」

ということです!

制作者の楽しみながら作る気持ちがプレイヤーにも伝わっていきますから!

ラルトン

今後も楽しんでもらえるようなゲームを製作していきますのでよろしくお願いします!

それでは!

使用したアセット

最強魔法・魔法陣のパーティクル
Spells Pack
簡単に弾幕(敵の攻撃)を作れるアセット
BulletPro – 2D Projectile Workspace
汎用性の高いGUI素材パック
GUI PRO Kit – Casual Game
簡単にストーリーの会話シーンが作れるアセット
Fungus
カッコいいドラゴンの3Dモデル・アニメーション
Evil Dragon Pack HP
魔法使いの3Dモデル
Lowpoly Medieval Priest – St Patrick – Free Pack
ステージの3Dモデルパック
Top-Down Dungeons II
戦士の3Dモデル
POLYGON Knights – Low Poly 3D Art by Synty
剣や盾を使用したアニメーションパック(戦士のアニメーション)
Melee Warrior Animations