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【2024年最新】基本情報技術者試験は難しすぎる?難易度や勉強法まで徹底解説

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  • 基本情報技術者試験の概要は?
  • 基本情報技術者試験って難しい?
  • 基本情報技術者試験に合格するためには?

こんなお悩みを解決します。

基本情報技術者試験は情報処理技術者試験の中でも、ITパスポートの次に受験者数が多い試験で、とても人気の試験です。

IT系試験の中で知名度が高い一方、ネットで検索すると「難しい」という声も。

私は基本情報技術者試験、さらに上位の上位試験の応用情報技術者試験に合格しています。

本記事では、基本情報技術者試験の概要や難易度、またどのようにすれば合格できるのかを徹底解説します。

この記事を最後まで読むと、基本情報技術者試験について理解でき、どのように勉強すれば良いのか分かります。

基本情報技術者試験とは?

基本情報技術者試験は、IPA独立行政法人情報処理推進機構が主催している試験です。

ITエンジニアの登竜門と呼ばれ、英語ではFundamental Information Technology Engineer Examination、略号「FE」です。

以下が概要です。

実施方式CBT方式
実施時期随時実施
受験料7,500円(税込)
試験時間科目A:90分
科目B:100分
出題形式科目A:多肢選択式(四肢択一)
科目B:多肢選択式
出題問題数科目A:60問
科目B:20問
合格基準点科目A:600点/1,000点
科目B:600点/1,000点

実施方式のCBT方式とは、試験会場にあるパソコンを使用して解答する方式です。

令和5年(2023年)3月までは、年2回までしか受験することはできませんでしたが、令和5年(2023年)4月からは通年いつでも受験することができるようになりました。

基本情報技術者試験は難しすぎる?難易度は?

試験制度の変更で難易度が変わった?

基本情報技術者試験は令和5年(2023年)4月から試験制度に大きく変更がありました。

具体的には以下の通りです。

令和5年(2023年) 3月以前令和5年(2023年) 4月以降
実施時期上期/下期の2回通年
採点方式素点方式IRT方式
科目名称午前試験
午後試験
科目A試験
科目B試験
試験時間午前試験:150分
午後試験:150分
科目A試験:90分
科目B試験:100分
出題問題数午前試験:80問
午後試験:11問(5問選択して解答)
科目A試験:60問
科目B試験:20問
出題範囲午後試験:
必須問題
・情報セキュリティ
・データ構造及びアルゴリズム
・ソフトウェア開発(プログラム言語)

選択問題
科目B試験:
・アルゴリズムとプログラミング
・情報セキュリティ
その他午前試験と午後試験を
別日に受験可能
科目A試験と科目B試験の
同日受験が必須

採点方式のIRT方式とは、Item Response Theory(項目応答理論)の略で、「1問何点」という方式ではなく、全体の解答結果に基づいて配点が決まる仕組みです。

IRT方式については、具体的にどのような採点がされているのかわかりませんが、試験問題の6割ぴったり正解しただけでは安心できない方式ということです。

また、出題範囲も変更がありました。科目A試験については、以前の午前問題に準ずるとのことで変更はありません。ただ、科目B試験については、以前の午後問題とは大きく変更があります。選択問題はなくなり、「アルゴリズムとプログラミング」、「情報セキュリティ」が出題範囲になりました。

その他にも、科目A試験と科目B試験の同日受験が必須になりました。

科目A試験免除制度を利用する方にとっては、関係ありません。

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合格率は?

基本情報技術者試験は令和5年(2023年)4月から試験制度に大きく変更がありました。

大幅な変更があったため、令和5年(2023年)3月以前までの合格率をみてもあまり参考になりません。

今回は、令和5年(2023年)4月から実施されている新制度の方式から合格率を確認します。

実受験者数合格者数合格率
令和5年 4月10,5135,92856.4%
令和5年 5月9,7245,32254.7%
令和5年 6月9,1414,80252.5%
令和5年 7月9,5064,71249.6%
令和5年 8月7,8123,77948.4%

合格率を見ると、48.4%〜56.4%となっており、平均合格率は52.32%です。

令和5年(2023年)3月以前のCBT方式になってからの合格率は、約40%台だったことを考えると、合格率だけみると簡単になったとも考えられますね。

約半数が合格する試験だと考えると、「難しすぎる」試験ではないといえます。

応用情報技術者試験の方が簡単と言われることもありますが、応用情報技術者試験と基本情報技術者試験の違いについては、以下の記事を参考にしてください。

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合格者の年齢層は?

令和5年(2023年)4月から実施されている新制度の方式からの合格者の年齢層を確認します。

合格者の平均年齢合格率
令和5年 4月25.156.4%
令和5年 5月25.754.7%
令和5年 6月25.852.5%
令和5年 7月26.049.6%
令和5年 8月26.348.4%

合格者の平均年齢を見ると、25.1歳〜26.3歳までとなっており、全体の合格者の平均年齢は25.78歳です。

難しいといわれる理由

平均合格率が52.32%(2023年8月現在)とはいえ、簡単ではない試験であるのは事実。

難しいといわれる4つの原因を紹介します。

  • 試験範囲が広い
  • 多くの勉強時間が必要
  • IT初心者には難しい内容
  • 科目Aと科目Bの同日受験が必須

一つずつ解説しますね。

試験範囲が広い

基本情報技術者試験は試験範囲が広いです。

いわゆる理系の問題である「テクノロジ系」と呼ばれる問題だけでもかなりの広い範囲が出題されます。

それだけでなく、「マネジメント系」、「ストラテジ系」と呼ばれる文系の問題まで、広い範囲を勉強する必要があります。

情報系の理系学生だからといって簡単に合格できるわけではなく、「マネジメント系」、「ストラテジ系」の問題まで手広く学習する必要があるわけです。

多くの勉強時間が必要

基本情報技術者試験は試験範囲が広いということでした。

試験範囲が広いということは、その分だけ勉強時間が必要になります。

一般的に、IT初学者は200時間の勉強が必要といわれています。

一夜漬けや1週間前からの勉強だけで合格することは難しく、きちんと勉強時間を取る必要があります。

IT初心者には難しい内容

基本情報技術者試験は、IT初心者にとってはかなり聞き馴染みのない言葉が多く出題されます。

イメージしづらいものを理論だけで学んでいくというのは難しいものです。

勉強する際は、イラストや図が多く使われている教材を用いると良いでしょう。

イラストや図が多く使われている、読みやすい教材については以下の記事を参考にしてください。

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科目Aと科目Bの同日受験が必須

基本情報技術者試験は、「科目A」と「科目B」の二つの試験に別れていますが、どちらも同日に受験しなければいけません。

以前までは別日に受験することが可能でしたが、令和5年(2023年)4月以降は、試験制度の変更に伴って同日に2つの試験を受験する必要があります。

科目B試験は、特に集中力を使う試験のため、本番当日までの対策が大変です。

基本情報技術者試験には、科目A試験免除制度というものがあります。こちらを利用して科目B試験を有利に進めるというのは良い手だといえるでしょう。

科目A試験免除制度については、以下の記事を参考にしてください。

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取るメリット

有名な試験のため、取るメリットも多くあります。

  • IT全般の基礎知識を身につけることができる
  • キャリアアップに用いることができる
  • 就職・転職に役立つ
  • 応用情報技術者試験の勉強になる

1つずつ紹介します。

IT全般の基礎知識を身につけることができる

基本情報技術者試験という名前の通り、基礎的なIT知識を問う問題が多く出題されます。

勉強することで、ITに対しての苦手意識をなくすことができるでしょう。

IT知識をつけたいという方にはおすすめの試験です。

キャリアアップに用いることができる

基本情報技術者試験に合格することで、キャリアアップに用いることができます。

有名で信頼の高い試験なだけに、合格した際には企業から信頼度が得られるでしょう。

企業によっては、資格手当を支給している場合もあります。

就職・転職に役立つ

基本情報技術者試験に合格することで、就活や転職に活かすことができます。

ITに関する基本的な知識を持っていることの証明になるため、持っていない人に比べて有利に働くでしょう。

応用情報技術者試験の勉強になる

基本情報技術者試験の勉強は、応用情報技術者試験の勉強になります。

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の1つ上の難易度の試験です。

応用情報技術者試験の内容は、基本情報技術者試験の内容も含まれています。

基本情報技術者試験の合格後、そのままステップアップして応用情報技術者試験に向けて勉強をするのも良いでしょう。

合格のための勉強時間は?

基本情報技術者試験の合格に必要な時間は、IT初学者で200時間といわれています。

毎日3時間勉強しても、67日、つまり2ヶ月と1週間は必要です。

IT初学者でない場合は、知識量にもよりますが50時間は最低でも必要でしょう。

毎日3時間勉強すると、17日、つまり2週間と3日は必要です。

一夜漬けや1週間前から急いで勉強して合格できるほど簡単な試験ではないということを抑えておきましょう。

合格のための勉強方法

基本情報技術者試験に合格するための勉強方法について解説します。

基本情報技術者試験に限らずですが、資格勉強をするときに一番重要なのは過去問の演習をひたすらやることです。

いくらインプットをしたからといって、問題が解けるかは別の問題です。言うまでもなく、問題が解けなければ合格はできません。

インプットは早めに終わらせて、アウトプットとして過去問を何度も解くという勉強方法をおすすめしています。

より詳しい、教材や勉強法は以下の記事を参考にしてください。

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まとめ:基本情報技術者試験はそこまで難しくない

いかがでしたでしょうか。

基本情報技術者試験は、新制度に変更してからの平均合格率は53.3%と、半数以上が合格する試験です。

難しすぎるということはなく、きちんと正しい勉強をすれば合格できるでしょう。

だからといって誰でも合格できる試験ではなく、有名で信頼ある試験なので、合格した際の周りからの信頼も確かです。

「難しい」という先入観を持たずに、ひたむきに合格を目指していきましょう。

本記事が、あなたの基本情報技術者試験の合格の一助となれば幸いです。

それでは。