- 参考書を選ぶときのポイントは何?
- おすすめの参考書が知りたい!
- 参考書を使った効率的な勉強方法は?
基本情報技術者試験の勉強を効率的に進めるためには、参考書は自分に合ったものを選ぶことが重要です。
ただ基本情報技術者の参考書は種類が多く、どれが一番自分に合う参考書なのか分かりづらいですよね。
私は基本情報技術者試験、さらにその上位試験の応用情報技術者試験に合格しています。しかし最初はどの参考書が自分に合うのか分からず、とても遠回りをしてしまいました。
そこで、本記事では「基本情報技術者試験のおすすめの参考書」を学習状況別に紹介します。
この記事を読むことで、あなたに合う参考書と効率的な学習方法がわかります。
基本情報技術者試験の参考書選びのポイント
1. 最新の参考書かどうか
まずは、その参考書が何年度版なのかを確認しましょう。
シラバス(試験範囲)が変わることがあるので、必ず最新の参考書を使用しましょう。
試験に出ない範囲を勉強するのは嫌ですよね。
特に最近(2023年度)から、シラバスが大きく変更されたので、まずは参考書の年度を確認しましょう。
2. レイアウト・デザインが好みかどうか
次に、参考書の中身のレイアウトやデザインが好みかどうかで選びましょう。
参考書を使っていて、「読みづらいな」と思いながら勉強するのは集中できないし、全然内容が入ってこないですよね。
文字ばかりの参考書より、図やイラストが多い参考書は読みやすいと思います。
Amazonで少しだけ参考書の中身を見ることができるので、確認しましょう。
3. インプット用なのかアウトプット用なのか
最後に、インプット用の参考書なのか、アウトプット用の参考書なのかを確認します。
インプット用とは、問題を解くための知識を入れるための参考書のことです。
アウトプット用は、問題が載っている参考書のことで、インプットで入れた知識を活かしてどのように解くのかを学ぶための参考書です。
基本的には、「問題集」という表記がある参考書がアウトプット用で、それ以外がインプット用です。
インプット用とアウトプット用の2冊の参考書を持っていれば十分です。
初心者におすすめの参考書
インプットのための参考書
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
「キタミ式イラストIT塾」のテキストは、どの参考書よりイラストが多く読みやすいのが特徴です。
IT知識が全くない初学者にとって、一番抵抗なく勉強を始めることができる1冊といえるでしょう。
イメージ&クレバー栢木先生の基本情報技術者教室
「イメージ&クレバー栢木先生の基本情報技術者教室」は、この参考書を選べば間違いはないといえるほど、多くの人から選ばれ、愛されている参考書です。
挿絵も多く使われており、読みやすい参考書です。
問題集としてのアウトプットの役割もありますが、アウトプットとしては不十分な印象です。
インプット用で使用し、アウトプットは別の参考書を使用するのがおすすめです。
アウトプットのための参考書(問題集)
基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
「パーフェクトラーニング」は、基本情報技術者試験の問題集の定番です。
過去問を何度も演習して、確かな力を身につけましょう。
ある程度知識がある方向けの参考書
インプットのための参考書
ニュースペックテキスト 基本情報技術者
「ニュースペックテキスト」は、資格の学校「TAC」が出版している参考書です。
資格の学校が出版している参考書ということで、今までの様々なノウハウが凝縮されています。
オールカラーで、読みやすい参考書になっています。
アウトプットのための参考書(問題集)
基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
「パーフェクトラーニング」は、基本情報技術者試験の問題集の定番です。
初学者用の問題集として紹介しましたが、ある程度知識がある方にもおすすめです。
過去問を何度も演習して、確かな力を身につけましょう。
参考書を使った効率的な学習の進め方
基本情報技術者試験に限らず、資格勉強においていちばん重要なことは、過去問の演習をひたすらやることです。
いくらインプットをしたからといって、問題が解けるかどうかは別の話です。言わずもがな、問題が解けないと合格はできません。
インプットをある程度したら、アウトプットに時間をかけるようにしましょう。
1. まずはインプット用の参考書を1周する
アウトプットが重要とはいっても、なんの知識もないまま問題を解くことはできませんし、解答を見たとしても理解することはできません。
そのため、最初は知識をインプットする必要があります。
完璧に理解しなくてもいいので、「こんな用語があるんだ」というような概要を掴む気持ちでインプット用の参考書を1周します。
参考書のページ数が多いと感じる場合は、1単元だけのインプットでも大丈夫です。
2. アウトプットとして問題集・過去問を演習する
インプットがある程度できたら、問題集・過去問に取り掛かります。
1周分しかインプットをしていないので、解けない問題ばかりだと思いますが大丈夫です。
解けないものの、なんとなく見たことのある用語や問題だと分かればオッケーです。
解答を見て理解したら、間違えた問題にチェックをつけます。(問題集に書き込みができる場合は、正の字の画数でチェックをすると便利です。)
重要なのは、間違えたことではなく、間違えた問題を次回解けるようになるための解き方や足りなかった知識をここでインプットすることです。
解答を見てもわからない場合は、インプット用の参考書を見返したり、ネットで調べて理解します。
これを1周しましょう。
3. 問題集・過去問を繰り返し演習する
あとは、問題集・過去問を2周、3周と進めていきます。
ただし、チェックがつけてある、間違えた問題のみを再度演習します。
もう1度間違えた場合は同じく問題にチェックをつけましょう。(正の字の画数を増やします。)そして解答を見て理解します。
チェックの数(正の字の画数)がその問題を間違えた数なので、あなたがどの問題で間違えやすいのか一目でわかります。
これを繰り返すことで、2周目よりも3周目、3周目よりも4周目の方が解く問題数が減っていくはずです。
苦手な問題があるはずなので、解く問題を0にすることは難しいかもしれませんが、この方法で勉強すれば、確実に合格に近づきます。
まとめ:アウトプットに時間をかけよう
今回はおすすめの参考書を紹介するとともに、効率的な勉強法を解説しました。
基本的に資格試験は過去問が解けるようになれば、本番の問題も解けるようになります。インプットに時間をかけすぎず、アウトプットに時間をかけましょう。
本記事が、あなたの基本情報技術者試験の合格のお役に立てれば幸いです。
それでは。